たまにはだしを取ろう


料理の一品にはならないけど、料理の土台となるだし。
プロの料理人のように完璧に美味しいだしが取れなくたって自分で取っただしはやっぱり美味しいし、そこから作る料理は必ず丁寧になる。
そして出来上がった料理を一口食べた時の幸福感は何ものにも代え難い。
1番だしとなる昆布と鰹節で取るだしは上品でクセがなく低カロリー。
作っていると部屋中香りで満たされ、料理の土台だけではなくそのままスープとしていただきたくなる。
写真右は本枯節で左は荒本節。
荒本節は多くのご家庭で使っている花かつお、鰹削りぶしで乾燥度が低く魚っぽさがある味わい。
本枯節は6ヶ月間カビ付け干しを繰り返したものですっきりとしたまろやかな味です。
まずは鍋に2リットルの水と昆布30gをいれ火にかけましょう。
沸騰させ昆布に爪が立つくらいになったら昆布を引き上げます。
昆布を引き上げたら少し差し水をし、沸騰を抑えます。
60gの鰹節。
今回は贅沢に60gを本枯節にしましたが、60gを荒本節でも、本枯節と荒本節を自分好みで混ぜて60gでも良いと思います。
鰹節を鍋に加えてひと煮たちしたら火を止める。あくは丁寧に取ってください。
キッチンペーパーやネル地で漉す。
漉したら煮沸消毒した保存瓶に入れます。
さて。
自分で作ったおだしで簡単おつまみです。
ネギと油揚げをお出しで煮、少々の味醂と醤油で味付け。
器に盛り付けたら柚子胡椒をパラパラ。
いつもは無理だけど、時間に余裕がある時や心も胃袋も満たされたい!!って思ったときには是非作ってみてくださいね。
作ってみると意外と簡単ですよ。
料理を作りながらお酒をいただく時間が幸せな一男一女の母。
心がけていることは1人の時間を大切にし、自分に優しくしてあげること。
自分がunhappyだとまわりをhappyにするのは難しいから。